獣医師yukaの犬猫ブログ

病気予防に関することを発信してます

ぽっちゃりってかわいいけど…実は命の危険に関わっています!!!

こんにちは、獣医師のユカです

 

 

みなさん、BFIって聞いたことありますか?

BCSは聞いたことある方もいるんじゃないでしょうか?

 

BCSは Body Condition Score (ボディーコンディションスコア)

の略で、見た目と骨の触り具合によって決まります。

 

 

BFI は Body  Fat  Index (体脂肪インデックス)の略称で

見た目と触診で体脂肪率を算出する指標です

犬と猫のBCS

 

 

 

体脂肪率が高くなるほど健康へのリスクは増加します

 

○丸いほうがかわいいから

○このぷくぷくしてる感じがたまらない

○ぽっちゃりしてる方が触りごこちいいんだよな~

 


そういうふうに思っていませんか??

その気持ち、わからなくはないです

ちょっとぽっちゃりしてるとコロコロしててかわいいですよね

でも!!!

長生きしてほしいならそういう考えは捨てましょう

本当に自分の子の健康を考えているのであれば

太らせず、適正体重をキープすることが一番です!!!

 

 

 

BFIの表を見て、ドキッとした方も多いのではないでしょうか?

BFI 40 や BFI 50 の体型の子、意外と多いんです

お腹のくびれが昔はあったのに今はないって方、多いのでは?

肥満であるという意識もないかもしれません

でも、犬猫ではそれは肥満なんです

 

 

 

肥満になると

寿命が短くなります

 約2年の差があります

さまざまな疾患を引き起こすリスクが高くなります

 呼吸器疾患、心臓病、糖尿病、骨関節炎、尿石、肝臓疾患など

 

 

犬猫の寿命は人に比べるとはるかに短いです

でも愛犬愛猫とはできるだけ長く一緒にいたいですよね?

たくさん一緒に遊びたいですよね?

病気で苦しむ姿はみたくないですよね?

 

 

ダイエットすることで

☐寿命が延びます

☐病気になりにくくなります

QOLが向上します

 

 

肥満になってしまう多くの原因は

食べすぎです

なので、ご飯を減らす、おやつをやめる(極力減らす)、

これだけで痩せる子が多いです

ただ、フードを急に減らすと栄養不足になることがあるので

減らすときは徐々に減らしましょう

 

 



 

急激なダイエットは危険です

目標は1週間でダイエット開始時の体重の0.5~2%の減量です

例えば5kgの子であれば1%減量だと一週間で50g減ればいいので

1カ月で200gでも減っていれば減量は成功してます

半年かけて1kg減らすくらいで十分です

 

 

まずは肥満を認識することが大事です

BFIの表をみて、自分の子は大丈夫かどうか

確認してみてくださいね!

 

 

自分の飼っている子の体重、知っていますか?

こんにちは、獣医師のユカです。

 

 

最近いつ愛犬、愛猫の体重量りましたか??

 

自分の子の体重、ちゃんと把握してますか??

 

 

 

人と違い、毛で覆われているので、

毛がのびてきたりすると体格が隠れてしまい、

太っているのか、痩せているのかが

見た目だけだと判断できなくなることもあります

 

なので月に1回は体重測定をしましょう

数字でみる、というのは確実ですし、

比較にもなるので

体調管理する上では大事なことです

 

 

同じ量を食べているのに太った

同じ量を食べているのに痩せた

どちらもあまりよくありません

 

もちろん、冬と夏で代謝が変わるので

夏は太りやすく、冬は痩せやすいです

その場合、夏はフードの量を減らし、冬は増やして

体重をキープできるといいですね

 

ただ、それとは関係なく痩せたり太ったりすることがあります

 

 

今までと同じように生活をし、

同じように食べているのに痩せていく

という状態は普通ないので

検査を受けることをおすすめします

 

 

太った場合はどうか?

病気のこともあります

最近元気ないなとか

水を飲む量が増えたなとか

疲れやすいなとか

何か症状ありませんか?

気になることがあれば病院にいって検査が必要か相談しましょう

 

そうではない場合は

実は食べていることが多いです

気づかないうちにおやつもらってたり

おやつの量が増えていたり

毎回、目分量で同じ量をあげているつもりでもフードの量が実は増えていたり

フードを変えたけど同じ量であげてカロリーオーバーになっていたり

つまり食べすぎで太っています

 

 

これは危険です

太ると動くのがだんだんと嫌になり

前より動かなくなって代謝がおちます

そうすると消費カロリーが落ちるので

余計太ります

悪循環になるわけです

 

太ってると何が悪いのか?

寿命が短くなります

様々な疾患のリスクがあがります

病気になりやすくなるんです

 

自分の子にはできるだけ元気に長生きしてほしいですよね?

病気になって長い間看病して

お金もたくさんかかって

でも寝たきりで最後は苦しんで亡くなってしまった

そんな未来は嫌ですよね?

 

 

病気は早期発見、早期治療が基本です

その前に病気にならないのが一番です

そのためには適正体重をキープすることが大事です

体重を管理するために月に1回は体重を量りましょう

体重の変化は体調の変化です

たかが体重と思いますか?

病院にいくと体重はかりますよね?あれって大事だからです

その子の体調を知るために

体重は大事な健康のバロメーターです

 

動物病院には専用の体重計がありますよね

あれがなくても大丈夫です

自分の子をだっこして体重計に乗り、

そのあと自分の体重をはかって

引き算して体重を計算してみましょう

 

 

 

簡単にできるので、最近はかってない方はすぐ量ってみましょう!

健康管理の第一歩です!!

 

 

愛犬愛猫の健康診断、受けていますか??

こんにちは、獣医師のユカです。

 

 

 

みなさん、愛犬、愛猫の健康診断してますか?

 

毎年してるよって方、とてもすばらしいです!!

 

一度もしていない方、そろそろした方がいいですよ。

飼い始めたばかり、1歳未満、の方はまだ大丈夫です。

そうでない方には健康診断(血液検査)を毎年受けることをおすすめします。

 

 



多くの方は、避妊去勢手術をすると思うので、そのときに一度、

血液検査をしている方はいるのではないでしょうか?

そのあと、元気だからと特に何も検査していない方が多いのではないでしょうか?

フィラリアの検査とはまた別です)

 



 

ではなぜ毎年の健康診断(血液検査)をすすめるのか??

 

自分はどうですか?

会社で毎年健康診断を受けていませんか?

企業だと、毎年会社で健康診断をしていますよね

学校でも健康診断を定期的にやっていますよね

そうではない方も、人間ドックとかやっている方が多いのではないでしょうか?

 

 

では、犬猫は必要ないと思いますか??

むしろ、話せないからこそ血液検査は重要だったりします。

人なら、

なんとなく調子悪い

最近頭痛がひどい

動悸がする

など、自分で自分の不調を訴えることができます

体調不良の男の子のイラスト - 無料イラストのIMT 商用OK、加工OK

 

 

しかし、犬猫ではそうはいきません

なんとなく調子が悪くても、我慢できちゃうので

いつものようにふるまう子が多いです

 

 

前より元気がない気がする

と思っても、歳とったからな、で済ませていませんか?

それは歳のせいだけではないかもしれません!!

 

 

ぐったりしてる

ご飯食べない

何度も吐いている

さすがに症状がでれば病院に行くと思います

しかし、症状がでたときには

病状が進行していることも少なくありません

手遅れになることもあります

急死してしまうこともあります

そうはなりたくないですよね??



 

 

 

早期発見、早期治療が重要です

そのために、健康診断は毎年、受けた方がいいわけです

1年に一回が多いと思いますか?

犬猫は1年が、人に換算すると5~7年くらいにあたります

つまり、それだけ身体は歳をとっているということです

 

数年に一回でいいんじゃないの?

と思われる方もいると思いますが、1年が5年分なわけです

5年に1回健康診断していると思えば、そんなに頻繁でもないわけです

シニアの子は半年に1回、健康診断するくらいがちょうどいいです

 

 

 

また、健康なときの血液検査の数値というのは、

何かあったときの参考になるので

健康なときのその子の数値を知っておくというのも

病気の予防の上では大事です

一般的な正常値とその子の正常値が異なることもあります

毎年のデータをとっておくことは

その子の正常値を知ることにもつながるので

非常に大事です

 

🐿秋の健康診断キャンペーン🍁 - シリウス犬猫病院

 

病気というのは進行してしまうと、

なかなか治らない、

治せない、

何しても効かない

ということが多々あります

 

早期発見することで、

それ以上進行しないように予防したり、

治せたり

治療薬も少なくて済む

ということが考えられます

 

病気になって進行してしまっていると

たくさんの薬を処方され

入院治療し

必要に応じて手術もし

それで一命はとりとめたけど

あとどれくらいもつかわからない…

という状況も考えられます

そうすると結構お金がかかります

看病も必要なので時間もとられます

いつどうなるかわかないというストレスもかかります

 

そんな状況、嫌ですよね?

 

寿命は仕方ないですが

最期まで元気で、

おいしいものを食べて、

最期は眠るように息を引き取る

それが理想ではないですか?

 

 

そのためには、

病気にならないこと

が一番です

 

病気の予防には

☐適正体重でいること

☐バランスのとれた食事をとること

☐適度な運動

☐健康診断を受けること

が大事になってきます

 

人と同じですね

健康診断で少し気になる値がでれば

気を付けることができます

病気の予防ができます

 

今回は血液検査の話でしたが、

できればレントゲン検査超音波検査も受けるといいです

もちろん、血液検査で気になる値があれば

追加で受けるというのは大事ですが

健康なときの状態を知っておく

というのも健康診断の目的の一つなので

健康なうちに一度、レントゲン検査と超音波検査も受けておきましょう

病院によっていろいろですが

人間ドックのような

犬ドック、猫ドック

を行っている病院もあります

一度かかりつけの病院に相談してみるといいですね

 

 

 

 

お恥ずかしい話ですが…

わたしも、獣医師になる前は愛犬の血液検査をしたことなかったです

病気になったら動物病院連れてくだけでしたね

元気で食欲もあったので特に必要ないなと思っていました

それで、獣医師になって初めてうちの子の血液検査をしてみたら

肝臓の数値が高くて衝撃を受けた思い出があります

元気で食欲もあって特に何の症状もなかったので。

(その子は寿命で亡くなったので今はいません)

それから、元気な子でも毎年血液検査を受けることが大事だな

と思い、今飼っているうちの子たちは毎年検査しています

 

勤め先の病院でも毎年2回、健康診断月間というのを設けているので

どちらかで受けることをおすすめしています

 

 

何年も血液検査受けたことない方はぜひ、今年は受けてみてください!

 

 

 

あなたは、いつ、動物病院に行きましたか?

こんにちは。獣医師のユカです。

 

 

みなさん、どれくらいの頻度動物病院に通っていますか?

 

月に1回?

半年に1回?

1年に1回?

病気になったときだけ?

 

 

犬猫には予防注射や、フィラリアの予防ノミ・マダニの予防

があるので最低でも1年に1回は行っている方が多いと思います。

 

 

 

獣医師からすると

飼っている子の性格や体質もあるので

必ずではないですが

1ヵ月~3ヵ月に1回は動物病院に行くことをオススメします

 

 

お金がかかってしまうのでは?

と思う方も多いと思いますが、

 

〇体重をはかりたい

〇予防薬だけほしい

〇爪を切って欲しい

 

それだけなら大した金額はかからないと思います

病院によって金額は異なります

 

かかりつけの病院をつくっておくといいですね

気軽に行ける病院だと安心です

 動物病院 イラスト に対する画像結果

 

犬猫にとってもメリットがあります

まず、小さい頃から病院に行く習慣をつけておくと

病院が嫌いではなくなります

 

 

 

病院に行くときは病気のときだけ

だと、慣れない場所で検査されて注射されて

嫌な思いしかしません

もう二度と病院に行きたくないと思ってしまいます

 

 

犬猫 動物病院 イラスト に対する画像結果

 

でも、元気なときにいって

体重はかって、病院のスタッフになでられたり

おやつをもらったり

そうすると病院に行くのが苦ではなくなり

病院が好きな子になります

 

これは獣医師からしても、とてもありがたいことです

 

 

病院が嫌いな子というのは

怒ったり、暴れたり、かみついたり

うまく検査ができないことがあります

必要な処置ができないことがあります

検査や処置のために鎮静薬を使わなきゃいけないこともあります

そうすると診断が遅れたり

必要な検査ができないために誤診されてしまうかもしれません

これは犬猫にとっても、スタッフにとっても、

ストレスになってしまいます

 

 

病院に慣れている子スタッフにも慣れているので

スムーズに検査がすすみ、処置もすぐに終わります

お互いにストレスがかからずに済みます

 

 

 

 

定期的に動物病院に通ってる方のことは、病院スタッフもすぐに覚えます

また、その子の性格も通っているうちにわかってきます

 

体調の変化にも気づきやすいです

 

いつも元気で、はしゃいでる子が、おとなしくしている

これは何かおかしいぞ、となるわけですが

あまり知らない子だと、ただおとなしい子なのかなと思われてしまいます

スタッフに普段の様子を知ってもらうことも

とてもいいことなのです

 

 

病気になったときだけ行くのが動物病院ではありません

信頼できるかかりつけの病院をみつけて

定期的に通いましょう

 

 

もし今年

まだ一回しか病院にいっていないのなら

今月いきましょう

 

理由は何でもいいです

太った気がするから体重だけはかってほしい

フードを変えたいけど、どういうのがいいか相談にのってほしい

病院おすすめのおやつがほしい

爪をきってほしい

などなど…ちょっと気になることがあればそれを聞いてみましょう

 

そんなに身構えなくても

いい病院なら受け入れてくれるはずです

 

犬猫の健康管理には必要不可欠な動物病院

今のうちから良好な関係を築いていきましょう!

 

 

 

おやつは必要???

こんにちは。獣医師のユカです。

 

 

突然ですが、犬猫におやつは必要だと思いますか?

 

おやつは、必要ないとも必要あるともいえます

 

栄養的にはちゃんとフード(総合栄養食)を与えているなら

おやつは必要ないです

 

でも、時には必要です

 

ペットとのコミュニケーション

おすわり、マテなどを教えるときのご褒美

トイレトレーニングのときのご褒美

気を引くためのおやつ

などなど…

 

 

時と場合によってはおやつがとても役に立ちます。

でも量を考えてあげないとカロリーオーバーになってしまい

ぶくぶく太ってきてしまい

万病の元になってしまいます

 

 

あげていいおやつの量を決めて

上手にあげることができれば

トイレは失敗することなく

芸も覚えて

ペットとの良好な関係を築くことができます

 

☐いつあげるか

☐どれくらいあげるか

 

ルールを決めれば正しくあげることができます

 

 

☑旦那さんがかわいそうだといってたくさんおやつをあげてしまう

☑子供たちがかわいいかわいいと夢中になっておやつをあげてしまっている

☑うるんだ眼で見つめられてついついおやつをあげてしまう

 

 

 

 

当てはまる方も多いのではないでしょうか

でも、あげすぎて太ってしまい

寿命が短くなってしまったら

とても悲しいですよね?

今はいいかもしれないけど、長生きしてほしいなら

今は少し我慢して

その子が元気に長生きできるよう、

健康維持につとめてあげるのが

その子にとっては幸せではないでしょうか

 

 

適切な場面

適量をあげる

これがおやつの正しいあげ方です

 

 

ではどういうときにあげるといいのでしょうか?

 

ほめるとき

です

 

 

☑トイレがうまくできた

☑お手ができた

☑おすわりができた

☑マテができた

 

など、何か飼い主さんにとって好ましい行動をしてくれたとき

あげると決めるとわかりやすいですね

ただし、おすわりしてるからあげよう、だとよくないですよ

”おすわり”と声掛けをして、おすわりができたらあげる

そうした方がいいです

 

また、おやつとしてあげる1日分の量を先にタッパーなどに取り分けて

それ以上はあげないように気をつけましょう

家族間で、そういうルールをつくっておけばあげすぎが防げます

 

 

これは私の話ですが

うちの子たちはトイレ(おしっこ、うんち)したあとは

必ず声掛けしてほめて、なでて、おやつをあげます

毎回です

それを続けていると

おしっこしたよ~

うんちしたよ~

って報告してきます(吠えて教えてくれたり、ソワソワしてます)

飼い始めてトイレを失敗したことはほとんどありません

(違う家にいくと匂いが変わるのでその辺でしちゃうことがあります)

 

トイレをなかなか覚えてくれない

覚えたと思ってたらトイレ以外でしてしまった

困っている方はトイレが成功したら毎回必ずほめてあげてください

毎回です

ほめたりほめなかったり例外はつくらないよう

毎回必ず褒めてみて下さい

ただし、頻尿だったり、いつもは成功してたのに急にトイレ以外でしたり

そういう場合は病気のこともあるので

今までできていたのに失敗が続く場合は一度病院に行きましょう

 

 

おやつは適量を適切にあげる

あげすぎが防げれば体重もキープできるはずです

くれぐれも太らないように気をつけてあげてくださいね!

 

 

 

 

 

予防医療とは?病気にならないために…

こんにちは。獣医師のユカです。

 

このブログでは、

犬と猫が健康に暮らせるにはどうしたらいいのか?

長生きするためにはどんなことをすればいいのか?

をお伝えしていきます。

 

 

今回は予防医療について話していきます。

 

 

☐調子が悪そうだったので病院に行ったら入院することになってしまった…

☐急に吐きだしたので病院にいったら手術をしないといけないといわれた…

☐検査をしたら結果が悪すぎてもうできることはないといわれた…

もっと早く病院に連れてこないとだめですよといわれた…

 

パグが病気で嘔吐 かわいい犬の無料イラスト69165 | 素材Good

 

 

そんな経験ありませんか?

 

 

治ればいいけど、治らなかったらどうしよう

このまま死んでしまったらどうしよう

昨日までは普通だったのになんで急に?

 

飼っている子が病気になると、いろいろと心配になりますよね

 

動物はしゃべってくれないので調子が悪いことに気づきにくいです

 

エランコが推奨する「愛犬・愛猫の健康管理」とは? | 犬猫の寄生虫対策 | Life with Pet エランコジャパン株式会社

 

人であれば

なんかだるいなとか

ここが痛いとか

気持ち悪いとか

動悸がするとか

変化があれば口にして、自ら病院に検査にいきます

毎年健康診断をしている方も多いのではないでしょうか?

 

 

対して犬猫は

我慢してしまう子も多いです

病気が進行してから症状に気づきます

病気が進行してしまうとできる治療は限られてきます

進行しすぎると治らないこともあります

人と同じように

早期発見、早期治療が肝心です

 

 

もっといいのは

病気にならないこと

ですね

それが予防医療です

 

犬猫イラスト/無料イラスト素材

 

病気にならないように予防する

病気にならない身体をつくる

病気にならないように健康管理をする

 

 

安いからという理由でフードを選んでいませんか?

おやつだけで食事を済ませていませんか?

栄養バランスが悪いものを食べ続けていると

身体はもちません

病気になって病院にいって、検査して、治療する

となると結構お金がかかります

 

 

人気のキャットフードおすすめ26選|ドライタイプやウェットフード、子猫向けの種類も紹介! - OZmall

 

 

 

かわいい、かわいいと甘やかして

おやつあげすぎていませんか?

標準体型より太ってしまうと、病気になるリスクがあがります

病気になったら病院にいって、検査して、治療して

とてもお金がかかります

 

 

 

 

ここなら大丈夫だろうと食べかけのものを机の上に置いておいたり

こんなもの食べないだろうとゴミを放置したり

していませんか?

目を離したすきに机にのってしまうかもしれません

口にくわえられるものなら何でも食べてしまう子もいます

 

誤食を防ぐのも一つの予防医療ですよ

これは経験した話なのですが

消しゴムを丸のみしてしまったわんちゃんがいました

消しゴムって溶けないし、腸で詰まる可能性も高いんですね

大きめなので吐かせるのもリスクがあります(喉でつまる可能性がある)

結局、内視鏡でとるか、

内視鏡がない施設であれば胃切開という方法でとるしかありません

内視鏡でうまく取れないこともあるのでその場合は胃切開になります

そうなってくると、麻酔かけて、手術して、入院して

になるので病院によりますが、十数万円くらいはかかるのではないでしょうか

消しゴムを食べただけなのに… 

 

そうならないためにも!

口の届く範囲には、なにも置かないようにしましょう

ゴミ箱は蓋付きで、あさることができないようにしましょう

食べ物があるときは、犬猫から目を離さないようにしましょう

予防が大事です

 

 

 

健康な身体づくりには

 

☐適正体重でいること

☐栄養バランスのいい食事をすること

☐適度に運動すること

☐健康診断をうけること(半年~1年に一回を推奨)

☐ワクチンやフィラリア、ノミ、マダニの予防をしっかりとすること

 

エランコが推奨する「愛犬・愛猫の健康管理」とは? | 犬猫の寄生虫対策 | Life with Pet エランコジャパン株式会社

 

などが大事です

 

あとは愛情をしっかりとそそぐこと!!

個人的にこれ一番大事じゃないかと思います

常に目をかけてくれているので、少しの体調変化にも気づいて

すぐ病院に連れてきてくれます

なんか変だなという違和感を感じたらすぐに病院にいきましょう

 

 

病気にならないための予防医療

ダイエットは立派な予防医療です!

 

太らせるのは間違った愛情の注ぎ方です

適正体重を維持して、健康で長生きできる身体づくりをしていきましょう!

 

 

 

あなたのフードは大丈夫?栄養不足は病気を招きます

こんにちは。獣医師のユカです。

 

このブログでは、

犬と猫が健康に暮らせるにはどうしたらいいのか?

長生きするためにはどんなことをすればいいのか?

をお伝えしていきます。

 

 

今回は栄養をテーマに話していきたいと思います。

 

☐ペットフードはどれを選んだらいいの?

☐ペットフードの種類が多すぎてよくわからない…

☐うちの子ペットフード食べないのよね

☐皮膚トラブルに悩んでいる…

 

そんな方は読んでみてください

栄養の基礎がわかると、そういった悩みも解決します!

 

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栄養素と呼ばれるものには

炭水化物

タンパク質

脂肪

ミネラル

ビタミン

があります

 

この中で炭水化物、タンパク質、脂肪がエネルギーとしてつかわれます

 

ひとつずつ解説していきます

 

○水

最も重要な栄養素

身体の60~70%は水です

1日に必要な水の量は1日に必要なエネルギー要求量とほぼ同じです

 

 

多飲多尿 大きな病気のサインかもしれません|犬と猫の緩和ケア

エネルギー要求量を計算した方はすぐにわかりますね

 

簡単にできる方法として

1kgあたり50~60ml(猫だと40ml程度)必要

と言われているので、

4kgの子だと、200~240ml(猫だと160ml)

になります

これを目安にしてみてください

少ないと脱水状態になりますし

多すぎる場合、多飲の可能性がありますので

すぐに病院にいきましょう

 

 

○炭水化物

炭水化物は糖質+繊維質のことをいいます

糖質のはたらきは

エネルギー源、代謝時の熱産生、グリコーゲンとして筋肉に貯蔵

などがあります

糖質の過剰摂取は肥満のもとです!!

必要以上の糖質はグリコーゲンや脂肪として蓄積されてしまいます

 

繊維質不溶性繊維と可溶性繊維にわけられます

不溶性繊維は腸の正常な運動を促進・調整し

可溶性繊維は大腸の健康を維持します

 

便秘の子には可溶性繊維の含まれているフードがおすすめです(特に猫ちゃん)

固くコロコロしたウンチをしていませんか?

いいウンチはほどよく水分を含んだある程度太さのあるウンチです

毎日でないのもよくないですね

ウンチの硬さ、太さ、回数

は注目してみてください!

 

 

 

 

○タンパク質

身体の組織・器官の大部分を構成する栄養素です

筋肉、皮膚、被毛、爪、軟骨、腱、靭帯、ホルモン、消化酵素、抗体、などなど…

 

タンパク質が不足すると

成長不良、体重減少、貧血、被毛のぱさつき、筋肉の衰え、浮腫、病気にかかりやすくなるなど様々な影響がでてきます

 

ここで

タンパク質は多数のアミノ酸が結合したものです

犬や猫にも必須アミノ酸があります

タンパク質はそのまま吸収されるわけではなく

アミノ酸に分解されて吸収され、合成されます

このアミノ酸のバランスが大事です

 

タンパク質を多く含む食品のイラストセット イラスト素材 [ 4736462 ] - フォトライブラリー photolibrary

 

いいフードというのは必須アミノ酸がバランスよく含まれています

アミノ酸の種類が偏っていると、合成できるタンパク質が少なくなるので

タンパク質の欠乏につながります

質の高いタンパク質必須アミノ酸のバランスがいいもの)をとりましょう

 

 

 

○脂肪

脂肪のはたらきはエネルギーの供給、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)の吸収を助ける、必須脂肪酸の供給

があります

 

脂肪の欠乏

傷の治りが悪くなる、被毛の乾燥、皮膚がかさつく、膿皮症になりやすくなる、脱毛、浮腫、湿性皮膚炎、生殖機能の低下 

などを招きます

脂肪を過剰に摂取すると肥満になります

 

ただダイエットをしようと脂肪を制限しすぎると、

主に皮膚症状がでてきやすくなるわけです

意外と多い、猫の「皮膚病」はどんな病気?|獣医師が解説します|ねこのきもちWEB MAGAZINE

 

脂肪も大事な栄養素なので、必要量はしっかりとるようにしましょう

 

 

○ミネラル

電解質のナトリウム、カリウム、クロライドや

カルシウム、リン、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などなど

多すぎても少なすぎてもよくないものです

ミネラルは相互関係があり、バランスよく含まれていることが大事です

 

 

○ビタミン

ビタミン不足は病気を招きます

微量でも、とても大事な役割をしています

バランスよくとることが大事です

 

 

五大栄養素」の画像 - 1,020,672 件の Stock 写真、ベクターおよびビデオ | Adobe Stock

 

これらの栄養素は適切な量バランスよくとることが非常に大事です

 

安すぎるフードを与えていませんか?

食べないからとおやつだけで済ませていませんか?

その子にあったフード選べていますか?

 

 

これは実際にあった話なんですが…

うちの子は基本的にフード何でも食べます。

で、今まで食べてたフードが値上がりしたので、メーカーの違うフードに変えたんです

もちろん獣医師のわたしが選んでいるので、動物病院においてある、

国産のいいフードです

でもうちの子には合わなかったみたいで、毛並みがパサついてきちゃいまして…

フードを戻したら元に戻りました

 

いいフードでもその子に合う合わないはあります

口コミがいいフードでも、

変えたら尿石ができてしまったり

下痢してしまったり

毛並みが変わってしまった

 

実際は試してみないとわかりません

 

 

フードを買う際は、裏面や側面をみて

成分を気にしてみるといいですね!

添加物がたくさん含まれているものに注意してください

 

知ることが健康への第一歩です!

今食べているフードやおやつの成分をみてみましょう!