ワクチン打たないと捕まる?!予防接種は命を守るために必要です!!
こんにちは、獣医師のユカです
今回は犬猫の予防について話していきたいと思います
動物病院に行く目的の一つである予防
予防をしっかりしておかないと、本来は防げるはずの病気が
予防をしていないことでその病気になってしまい
最悪の場合死んでしまう可能性もあります…
健康で長生きしたいのであれば、予防はしっかりしておきましょう!
必要な予防としては
混合ワクチン
狂犬病ワクチン(犬のみ)
ノミ、マダニの予防
フィラリアの予防
があります
今回はワクチンについて話していきます
話す内容が多くなってしまうので
次回以降、ノミ、マダニ、フィラリアの予防について説明しますね
まずは混合ワクチン
犬では2種~10種まであります
メーカーによって扱うワクチンの種類が違います
病院によって扱うワクチンが異なります
病院で扱っているワクチンの種類は聞いて確認してみてください
基本は5種混合ワクチンです
コアワクチンをすべて含んでいます
コアワクチンとは、致死率が高い病気に対するワクチンです
高い予防効果が認められているため、すべての犬に接種が必要とされます
よほどの理由がない限り、受けた方がいいワクチンです
参考までに
コアワクチンは
〇犬パルボウイルス感染症
〇犬ジステンパーウイルス感染症
です
7種以降のワクチンはレプトスピラという感染症の型がいくつ含まれているかの違いです。
このレプトスピラ症は地域によって予防の必要がある地域とない地域とあります。
感染リスクに応じて接種する必要があるため、ノンコアワクチンに分類されています。
これは地域差が大きいので、レプトスピラ症の予防が必要かどうかは、かかりつけの病院で確認してください。
猫の混合ワクチンは
3種、4種、5種があります
外に出ない子であれば3種で十分です
コアワクチンが含まれています
外に出る子は5種を打っておくと安心です
3種のワクチンにはコアワクチンである
〇猫パルボウイルス感染症(猫汎白血球減少症)
〇猫カリシウイルス感染症
が含まれています
が含まれています
また、最近では抗体検査を実施できるようになりました
抗体検査でコアワクチンの抗体があるかどうかがわかります
抗体があれば、ワクチンは打つ必要はありません
ワクチンも身体に負担がかかるため、必要最小限で打ちたいですよね
かかりつけの病院で相談してみてください
さて次に狂犬病のワクチン
これは日本では犬のみ必須のワクチンとなっています
また法律で1年に1回受けることが義務づけられています
つまり打たないと捕まります
ただ、重い病気や健康上の理由で打てない方もいます
その場合は獣医師の判断で、猶予証明というものを出します
これがあれば狂犬病を打たなくても捕まりません
これは獣医師の判断によるので、打ちたくないからと出してもらえるものではありません
健康な子は毎年必ず受けましょう
ではなぜ打っているのかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか
これは、狂犬病がもし万が一、侵入してしまった場合に備えているためです
狂犬病は発症するとほぼ100%死にます
万が一に備えることが大事なのです
犬を飼う以上は責任も伴います
必ず狂犬病の予防接種は受けましょう
ワクチンは犬猫の命を守るために打っています
☐病院に行くのがめんどくさい
☐ワクチンって高い
☐ワクチン打った後は少し調子が悪い
そんな理由で打っていないなんてことはありませんか?
ワクチン打った後、副作用はゼロではありません
しかし、人も、ワクチン打った後、だるくなったりしますよね?
でも、ワクチンの効果を期待して打ちますよね?
ワクチンアレルギーがでちゃう子や
あまりにもひどい副作用が出る子はワクチンを打つリスクが高いので
そういう子はかかりつけの病院で相談しましょう
そうではない場合、多少の副作用は許容してワクチンを受けましょう
ワクチンをしていないと感染症にかかって、死んでしまうかもしれません
ワクチンは必要な子でも1年に1回です
病院に連れていく
必要な予防は受ける
それが犬猫を飼う以上、飼い主の義務です
健康で長生きするためにはしっかり予防しましょう!