予防医療とは?病気にならないために…
こんにちは。獣医師のユカです。
このブログでは、
犬と猫が健康に暮らせるにはどうしたらいいのか?
長生きするためにはどんなことをすればいいのか?
をお伝えしていきます。
今回は予防医療について話していきます。
☐調子が悪そうだったので病院に行ったら入院することになってしまった…
☐急に吐きだしたので病院にいったら手術をしないといけないといわれた…
☐検査をしたら結果が悪すぎてもうできることはないといわれた…
☐もっと早く病院に連れてこないとだめですよといわれた…
そんな経験ありませんか?
治ればいいけど、治らなかったらどうしよう
このまま死んでしまったらどうしよう
昨日までは普通だったのになんで急に?
飼っている子が病気になると、いろいろと心配になりますよね
動物はしゃべってくれないので調子が悪いことに気づきにくいです
人であれば
なんかだるいなとか
ここが痛いとか
気持ち悪いとか
動悸がするとか
変化があれば口にして、自ら病院に検査にいきます
毎年健康診断をしている方も多いのではないでしょうか?
対して犬猫は
我慢してしまう子も多いです
病気が進行してから症状に気づきます
病気が進行してしまうとできる治療は限られてきます
進行しすぎると治らないこともあります
人と同じように
早期発見、早期治療が肝心です
もっといいのは
病気にならないこと
ですね
それが予防医療です
病気にならないように予防する
病気にならない身体をつくる
病気にならないように健康管理をする
安いからという理由でフードを選んでいませんか?
おやつだけで食事を済ませていませんか?
栄養バランスが悪いものを食べ続けていると
身体はもちません
病気になって病院にいって、検査して、治療する
となると結構お金がかかります
かわいい、かわいいと甘やかして
おやつあげすぎていませんか?
標準体型より太ってしまうと、病気になるリスクがあがります
病気になったら病院にいって、検査して、治療して
とてもお金がかかります
ここなら大丈夫だろうと食べかけのものを机の上に置いておいたり
こんなもの食べないだろうとゴミを放置したり
していませんか?
目を離したすきに机にのってしまうかもしれません
口にくわえられるものなら何でも食べてしまう子もいます
誤食を防ぐのも一つの予防医療ですよ
これは経験した話なのですが
消しゴムを丸のみしてしまったわんちゃんがいました
消しゴムって溶けないし、腸で詰まる可能性も高いんですね
大きめなので吐かせるのもリスクがあります(喉でつまる可能性がある)
結局、内視鏡でとるか、
内視鏡がない施設であれば胃切開という方法でとるしかありません
内視鏡でうまく取れないこともあるのでその場合は胃切開になります
そうなってくると、麻酔かけて、手術して、入院して
になるので病院によりますが、十数万円くらいはかかるのではないでしょうか
消しゴムを食べただけなのに…
そうならないためにも!
口の届く範囲には、なにも置かないようにしましょう
ゴミ箱は蓋付きで、あさることができないようにしましょう
食べ物があるときは、犬猫から目を離さないようにしましょう
予防が大事です
健康な身体づくりには
☐適正体重でいること
☐栄養バランスのいい食事をすること
☐適度に運動すること
☐健康診断をうけること(半年~1年に一回を推奨)
☐ワクチンやフィラリア、ノミ、マダニの予防をしっかりとすること
などが大事です
あとは愛情をしっかりとそそぐこと!!
個人的にこれ一番大事じゃないかと思います
常に目をかけてくれているので、少しの体調変化にも気づいて
すぐ病院に連れてきてくれます
なんか変だなという違和感を感じたらすぐに病院にいきましょう
病気にならないための予防医療
ダイエットは立派な予防医療です!
太らせるのは間違った愛情の注ぎ方です
適正体重を維持して、健康で長生きできる身体づくりをしていきましょう!