獣医師yukaの犬猫ブログ

病気予防に関することを発信してます

あなたの飼っている子、口の臭い大丈夫ですか?臭い場合は身体からのSOSかもしれません!

こんにちは、獣医師のユカです

 

今日は口臭について話していこうと思います

 

 

☐最近、うちの子の口臭がくさい…

☐ご飯をこぼして食べるようになった

☐ガムあげても食べなくなった

☐おもちゃであまり遊ばなくなった

☐缶詰は食べるのにドライフードを食べなくなった

 

 

 

 

もし一つでも当てはまった方

歯周病になっているかもしれません!!

 

 

 

みなさん、自分の歯磨きは毎日しますよね?

 

自分の飼っている子の歯磨きしてますか?

犬と猫も歯磨きが必要です

健康寿命をのばしたいと思っているなら

歯磨き習慣は必須です!!!!

 

 

 

 

飼っている子の歯、みたことありますか?

口の臭い、かいだことありますか?

 

普通の歯は白いです

歯肉はピンク色をしています

口臭はあまりありません(フードの匂いがすることはあります)

 

 

〇歯が黄色い

〇歯石がついている

〇歯肉が赤い

〇口が臭い

 

一つでもあてはまるのであれば、一度病院で診てもらいましょう

 

歯周病が進行してしまうと

歯周病菌が全身にまわり、病気を引き起こすリスクが高なります

歯を抜かないといけなくなり、歯がなくなります

寿命が短くなってしまいます

 

 

人でも歯の健康が大事といわれています

定期的に歯医者さんに通っている方も多いのではないでしょうか?

犬猫も同じです

歯の健康は健康寿命を延ばすには大事です!!

 

犬の歯磨きシートの効果や使い方を解説!おすすめの歯磨きシートも | 獣医師監修の手作りドッグフード【公式】ココグルメ

 

アメリカの2019年の論文には

「1年に1回の歯石除去がわんちゃんの死亡リスクを約20%下げる」

(※Risk Factors Associated with Lifespan in Pet Dogs Evaluated in Primary Care Veterinary Hospitals:JAAHA May/June 2019参照)

 

といった報告があります

定期的な歯石除去を行うことで寿命をのばすことにつながるわけです

 

 

ただ、犬猫の歯石除去には全身麻酔が必要です

歯周ポケットまでしっかりと歯石除去し

適切な処置を安全に行うためには全身麻酔をかけないと難しいです

 

処置中にあばれてしまうと大変危険です

また、押さえつけての処置は非常に精神的ストレスがかかります

 

愛犬愛猫のことを考えれば

全身麻酔下でやってあげるほうが

はるかに安全で安心です

 

麻酔のリスクはゼロではありません

しかし、健康状態に問題がない子であれば

99%は大丈夫です

 

歯周病をずっと放っておく方が

病気のリスクや死亡リスクが高いです

 

 

歯を大事にしましょう

まずは歯磨きから!

一度病院で歯石除去をしてもらっても

そのあとちゃんとケアしないと

またすぐ歯石がついてしまいます

 

猫の歯磨きのやり方、歯周病や歯石を予防するために正しい方法で! | 猫との暮らし大百科

 

 

 

なので、歯磨きをする習慣をつけてから

歯石除去することをおすすめします

ただ、歯が痛かったり、歯周病がひどい子は

口を触ることを嫌がるので

歯を触って出血してしまったり、あまりにも嫌がる場合は

先に病院で診てもらいましょうね

 

 

まずは自分の子の歯の状態をみることからです!

見ることはすぐできると思うので、

口唇をめくって歯を見てみましょう